令和元年9月7日(土)。
東野公民館でサークルを開催しました。
参加者は,メンバー4名,ゲスト1名でした。
1 教室で手軽にできるプログラミング教育
プログラミング教育は,コンピューターのプログラムが作れる子供を育てるということと捉え,パソコンルームに子供を連れて行って,スクラッチなどのソフトウェアを操作するのが一般的なのではないかと思います。
しかし,それだと操作主体になり這い回る授業になってしまいます。
子供「先生,どうしたらいいですか。」
教師「こうするのですよ。」
パソコンを動かすことが目的となり,結局何をやったのか分からないという残念な結果に陥る危険性があります。
コンピューターの特性は?
プログラムを書くとはどういうことか?
それがすぐに分かり,子供たちが楽しくプログラミングについて興味をもてる授業があります。サークルメンバーが実践してその様子を映像に収めました。
パソコンルームには連れていきません。
ちょっとしたモノの準備で簡単にできる授業です
導入から子供たちが関心を示しました。
そして,45分間ロボットのプログラミングを考える姿が見られました。
今後,どのように発展させていくかアイデアを出し合いました。
2 特別支援が必要な児童の書字指導
入学時に名前を書くように言うと,写真のような字を書いたそうです。
字が書けない原因はいくつもあると思われます。
担任の先生が様々な教材や教具を探され,効果があった2の教材を紹介されました。
4ヶ月経った今の状態です。(下の画像)
ワークシートに書いてある「り」という文字をなぞったものです。
かなり正確になぞることができています。
下の画像は,その横にある空欄に,「り」と書いたものです。
枠の中に文字を入れて,形も正確に捉えて書けています。
どのような教材を選んだのか。
その教材をどのように活用されたのか。
提案された先生独自の工夫がありました。
さらに,親指と人差指で鉛筆を挟む力が弱いために,字が上手く書けない児童もいます。
そのような児童に対して,100円ショップに売っているもので簡単にできるトレーニングができることも教えていただきました。
3 東京での学び
8月3日(土)に東京ビックサイトで開催された向山型国語算数教え方教室,TOSSサマーセミナーに参加したメンバーより報告がありました。
向山型国語の歴史的価値について,伴一孝先生が提案された授業について報告がありました。
向山型には,
「できない子ができる,できる子も楽しい」
という考え方があります。
向山型要約指導をして,できる子が間違えて,できない子ができるという究極の授業をどうするか。
それがほんの少しの工夫でできることを教えていただきました。
キーワードは,
「板書」「個別評定」「たったひとつの指示」
勉強したら誰でも簡単にでき,確実に逆転現象の授業ができる内容でした。
4 向山・谷塾in東京での学び
8月31日(土)に「向山・谷塾」(東京会場)に参加したメンバーより報告がありました。
「向山型算数とは何か。」
という問いに対して,それぞれの高段者の先生方の見解が異なっていたこと。
どの先生の見解も,奥深いものであったことに感動をしました。
向山先生ご自身の見解に納得でした。
5 参観・懇談資料の提供
参観日で行ったら必ず盛り上がる授業と,保護者に感謝される懇談会資料をシェアしてもらいました。
楽しい授業にもポイントがあり,そのポイントを外さずに行うことの大切さを再確認しました。
毎回のことですが,たくさんの資料をいただいて帰ります。ありがたいことです。
興味を持たれた方,是非一緒に勉強しましょう。
お待ちしております。