2019年8月17日(土)のサークルは東野公民館で開催されました。今回一番印象に残っているのは2年生の実践報告「水泳指導」でした。これは,誰もやったことのない斬新な提案でした。いつも思いますが,サークルメンバーそれぞれの持ち味で報告がなされ,自分の実践の幅が広がる場となっています。
1 研究会参加報告
広島県内のある小学校の研究会に参加したメンバーから報告がありました。算数授業で学び合いを取り入れた実践をされている学校の発表でした。学習する内容を焦点化して,45分間の枠組みに入れるにはどうしたら良いのか問題提起がなされ,メンバーで検討しました。
2 どの教科でも子供が次々と発言する指導法
河田孝文先生が提唱されている集合知の授業。実践しているメンバーも多くいるのですが,より発言を促し授業を活性化するために,河田先生が学級の子供たちに伝えられていることがありました。ノート2ページにまとめる。黒板に1つは自分の意見を書く。1回は発表する。このように数値目標を示すことで,評価も可能になってくるとのことでした。
3 道徳科の授業の2つの型
道徳が教科化され,実践記録をとっているメンバーも多いのですが,道徳の授業を2つの型に分けるとしたらどのように分けられるだろうか。そして,その型に応じて授業展開が変わってくるという報告でした。
A 人物そのものを教える。
B 人物を通して生き方を教える。
Bにおいては,対比構造を意識して指導することが大切と教わりました。
4 算数が苦手な児童もスムーズに理解できる必殺技
河田孝文先生が最近主張されている,クロスという図形を用いた解法を教えていただきました。児童の実態に合わせて,様々な技術を繰り出せるように思いました。
5 全国学力学習状況調査、算数B問題の攻略法
椿原正和先生の国語B問題の指導法と共通する部分がありました。これは,B問題を解くためにするのではなく,文章を読解するために,作業をしながら理解させることが大切だと感じました。
6 SDGsで総合的な学習の時間の計画を作る。
SDGsとは,Sustainable Development Goalsの略です。2030年までに世界が合意した「持続可能な開発目標」です。大きな目標が17あり,イラストで示されている。イラストを基にして予想させるという授業提案があった。教育トークライン9月号(東京教育技術研究所)にある谷和樹氏の論文からメンバーが授業化をした。学校の様々な授業に応用できると思った。
7 社会科学習指導案検討
広島市の社会科研究会で研究授業を行うメンバーが,指導案を印刷して持ってきました。観光公害,まちづくり,SDGsをキーワードにした授業でした。
8 斬新な水泳指導
2年生水泳指導の映像を見ました。これは大変斬新な水泳指導でした。20年以上教師経験があるメンバーもいますが,このような授業を見たことがないと言われていました。水泳の授業に「音楽」を使うというものでした。子供たちは音楽に合わせて,実に楽しそうに水慣れをしていました。よくよく考えてみればシンクロナイズドスイミングという競技があるように,リズムにのって楽しく体を動かすという考え方もあっていいと思いました。「来年は絶対やりたい。」とメンバー一同大ウケでした!